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「自分に自信がなかった人」が「自分に自信がない人」に向けて発信します。 ■就活■自分探しではなく、自分づくり■心理学/教育■おすすめ本紹介 4月から働きます。

誇りを持って生きるということ

「私は自分のことが嫌いです。でも、本当に幸せです。」
こんな人はいないと思う。

イキイキと毎日の生活を送るうえで「自分を好きでいる」ということは欠かせない。どんなにお金があっても、どんなに地位と名誉があっても幸せになれない人がいる。その人は、信頼関係に基づく豊かな人間関係がなかったり、根本の部分で自分を受け入れていられないのだろう。


では、本当に自分を好きになるためには、何を意識すればいいのだろうか。
ダメな自分を受け入れる、いわゆる「自己受容」は、確かに大切だ。でも、これは、「自分を好きになるためのスタート」に過ぎないと思う。自己受容を意識するだけでは、ただの甘ちゃんになってしまう。
ここで言いたいことは「努力できないヤツは駄目人間だ」とかそういう話ではない。「成長」とか「好きなことを仕事に」とか「興味・関心に対して純粋に多動できる人間を目指そう」とかでもない。

自己受容に先にあるもの

弱さや駄目さを受け入れる自己受容の先には何があるのか。自分を受け入れることで純粋な気持ちに気付けるはずだ。自分の人生を通して主体的に取り組めること(ライフワーク)を見つけよう。
ささやかなことでいい。「成長」とか「努力」とか「忍耐」とかどうでもいい。そんなものと幸せは関係ない。重要なことは、自分の人生のストーリー性だ。さらに言うと自分の人生の物語と「負の感情」や自分のコンプレックスは密接に関係している。

主体的に取り組めるライフワークを持つと、自分の人生に誇りを持つことにつながる。ライフワークを通して、自身のアイデンティティが強化され、院生に対する意義感を強く感じられるようになる。「自分はこれのために生きているんだ」という思いが明確だと、日常に張り合いが出てくる。力強く生きようとしなくても、イキイキとしていられる。別にライフワークを生活の糧、いわゆる「仕事」にしなくても良い。むしろ、大切にしたいことは、しごとにしないほうが良いと個人的には思っている。利益を上げるために、組織にコミットすることは、往々にして自分の「信念」とぶつかることが多い。自己矛盾を抱えていると、自分に対する誇りと幸福度が下がる。(詳しくは、以下の記事に書いてあります。)

ささやかな日常の一部分に自分のライフワークを取り入れればいいじゃないか。自分の人生のストーリーに関連することがライフワークになる。純粋な使命感を持って取り組めるので、主体性が出てくる。誰からも強制されることなく、誰に気を遣うこともなく、ピュアな気持ちを大切にできる。嘘偽りなく、自分の人生を生きているとそんな自分に「誇り」が持てる。陳腐なプライドではない、本物の「誇り」を持って生きられる。誰からも称賛されなくても「誇り高き」自分を心の底から好きになれるのだ。もし、そんな自分に心から共感してくれる誰かが現れたとしたら、これ以上の幸せはないのではないか。
これは、簡単なことではない。でも、少しの意識と工夫で皆ライフワークは見つけられるはずだ。キーワードは「ストーリー性」「負の感情」「使命感」だ。これを軸に自分の人生を再構することで、他の誰でもない自分の人生が生きられると思う。



最後まで読んで下さり、ありがとうございました。