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「自分に自信がなかった人」が「自分に自信がない人」に向けて発信します。 ■就活■自分探しではなく、自分づくり■心理学/教育■おすすめ本紹介 4月から働きます。

自分に自信がない人へ

人は「自分にないもの」に憧れを抱くものなんだよ、と小さい頃からよく言われた。

運動音痴は、スポーツマンに憧れる、これはわかる。
内向的な人は、明るく元気なクラスの人気者に憧れる、これもわかる。
まじめな優等生は、自由なワルに密かに憧れている、これも一応、聞いたことはある。
じゃあ、クラスの人気者は、知的なオーラを醸し出す、人見知りな人間に憧れているだろうか。

僕には、そう思えなかった。

自信がない人が生きている世界

僕は小さい頃から、自分に自信がなかった。だから、「なりたい自分像」なんかについてあれこれ考えていたのだろう。

一方で逆説的だが。根本の部分での自信のなさが自分を支えていたように感じる。ありのままの自分が受け入れられないから、評価されるために、頑張る。もちろん、心は消耗する。頑張っても自分の成長に目を向けてあげるのではなく、他人からどう見られているのかを気にする。だから、心が落ち着かない。褒められたときだけ、ほっとするのである。
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そうやって生きていると、評価され(そうな)分野にしか挑戦しない。好きなものや関心のあることにチャレンジができない。失敗が怖いから。そうやって、少しずつ自分の感情を殺していたことに気づいた。
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周りからみれば、「頑張れるヤツ」という評価かもしれない。でも、本人の奥底には、何とも言えない漠然とした不安感があると思うのだ。どうあがいても、どんなに頑張っても満足できない。ある意味地獄のような状況である。

でも、それは「最悪」の状態では無いんだ、と思う。なぜなら、無力感にさいなまれてはいない。たとえ満たされなくても自分の可能性を追求している。
つまり、自分は変われる、と知っているということだ。何者にでもなれるということだ。それは、冒頭の「ないものねだり症候群」の人には朗報だろう。

変われるんだ、という安心感

いつでも自分は変われるんだ、という認識は安心感につながる。安心感は自己受容につながる。自分を受け入れられるということは、自分を好きになれるということだと思う。少しずつ自分は変わってきたし、きっとこれからも変わっていけるというニュートラルな自己評価を大切にしよう。他者の評価より内面の変化と成長を重視できるようになれば、もう以前のような「自信のない自分」とは、違っているはず。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

ロハスごりら