僕が思う「カッコイイ大人」
サウジアラビアの友人に聞かれた一言がいまだに忘れられない。
「お前は、なんでここ(イギリス)に来たんだ?何のために英語を学んでいるんだ?」
僕は、答えることが出来なかった。とりあえず、留学をしに来ている自分が本当に嫌いだった。そのことがものすごくコンプレックスでもあった。
一番大切だと思うこと
当時の僕は、「目的意識」という言葉に敏感に反応していたと思う。日本で一番「目的意識」という言葉が嫌いだったと思う。理由は単純。目的がない自分がコンプレックスだったから。
自分と向き合うこと、自分を掘り下げること。
そーゆー大切なことを、多くの日本人はあまりしないで社会人になってしまう。
とりあえず、大学に行き、とりあえず、就職をする。
僕は、深く疑問を持たず、大学に進学をした。勉強は頑張ったが、進学以外の選択肢を考えなかった。大学へ行ったら、「夢」は見つかるものだと何となく思っていた。そのような流れで、「なんとなく留学した」のだった。
僕の周りにいた外国人は、皆、目的意識を持っていた。
エンジニアになるという人もいれば、具体的に
「俺は、国に帰って歯科衛生士になる。今は、そのためにここで修士号を取るんだ」
と、声高に主張するこれまたサウジアラビアの友人もいた。
何となく生きるのはやめよう
そのような経緯があって、ものすごく「目的」とか「目標」というものにこだわるようになってしまった。
「好き」や「得意」を仕事にしよう!とは思わない。それはものすごく覚悟がいることだと思うから。
でも、しっかりと自分を掘り下げることはできるのではないか?
留学での収穫は、意志を持つ人生への憧れを確実なものにしてくれたことである。どんな道に進んでも、自分の人生の意義をはっきりと言葉にできる大人でいたい。それが、カッコイイ大人だと思う。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
ロハスごりら