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「自分に自信がなかった人」が「自分に自信がない人」に向けて発信します。 ■就活■自分探しではなく、自分づくり■心理学/教育■おすすめ本紹介 4月から働きます。

強みの把握と没頭が幸せの基本だと思う

楽しかった、充実していた頃の共通点って何だろうと考えてみる。一つの有力な仮説は、
①信頼と安心を保証する人間関係があること
②自分を特徴づける「強み」を活かして、自己効力感を感じている
という条件が満たされることで、幸せと充実が保証される
、というものである。そして、この条件の先に「没頭」「熱中」があると思っている。

人は何かにものすごく集中した後に、振り返って、充実感を感じやすいようだ。それが、タスクレベルのものであっても、受験勉強などのライフイベントであっても変わらない。部活も充実感を感じる経験の一つだ。そのときは、「こんなに頑張って意味があるのか。」など考えず、脇目も降らずに打ち込んでいた。意義や意味などを追い求めなくても、幸せは実感できることの証拠だ。

「自分探し」の危険性

没頭、熱中が充実感につながるという話をした。だとすれば、「この選択で良いのか」とか「もっと他の人生もあったはずだ」などの「迷い」は目の前のことに集中することを妨げる。これは、幸福度を下げる。

理想の自分を追い求めすぎる、いわゆる過度な自分探しは、現実と理想のギャップを感じさせる。それだけでなく、意識が自分の内面に向きすぎてしまい、客観的に物事を考えることをおろそかにしてしまう。

このような時は、冷静になり自分の強みに目を向けることである。これは、自分探しとは違う。ありもしない何かを探すのではなく、備わっている「ありのままの自分」に目を向けることである。人は「ストロング・ブラインドネス」という一種のバイアスを持っている。強みというものは、自分にとっては当たり前すぎて、改めて意識できない。だから、友人から客観的な視点をもらったり、過去の実績とフィードバックを参考にして自己分析をする。
僕は、自己分析をはじめるとっかかりとして、VIA強みテストというものを行った。15分程度の複数質問に答えることで、自分らしい視点や考え方、いわゆる強みを可視化できる。

そのほか、有料だがストレングスファインダーというツールや、就職活動をする学生には人気の書籍である「絶対内定」を使用することで、自分を特徴づける「強み」を理解できるはずだ。

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強みの把握と没頭が幸せの基本だと思う

自分を特徴づける強みを理解することで、
他者に貢献をし、自己効力感を感じる→仕事・プライベートの両方で、信頼関係を構築できる→良好な人間関係の形成という好循環を手にすることが出来る。加えて、特徴づける「強み」を活かすことで「迷い」がなくなる。
余計なことを考えて、目の前のことに集中できないなんてことはない。
これで良いのだという安心感が、納得してやるべきことに没頭することをサポートするのだ。

自分にとっての幸せを追い求めすぎることにより、迷いや欠落感を生み、逆に幸福度を下げる、なんていう研究結果もあるようだ。
理由は単純。何回も繰り返すが、やるべきことへの集中を削ぐからである。

だからこそ、「足元をしっかりみて、できることからはじめようよ」ということだと思うのだ。僕自身も、そんな大切なことに遠回りをしてやっと気づけた。


これから、「答えのない人生選択」をしていく若い人達には「自分を知る」ことからはじめてもらえたらな、と思う。「自分を知ること」について「社会に飛び込み、関わりの中で把握することの大切さ」について書いたので、もしよろしければ、読んでみてください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。


ロハスごりら