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共感力ってなんだろう?

「共感力」という曖昧な言葉

小さい頃から、相手に合わせることを「共感」だと勘違いしていた。でも、それは共感ではなく、調和だった。
改めて調べてみると「相手の気持ちを想像する」「相手の気持ちを否定しない、受け入れる」みたいな説明がある。
何となくふんわりとした印象をうける。わかったようで、なんとなく腑に落ちない。

実際の自分の経験から考えてみる。
自分とは違う誰かの、考えていることが想像できたこと。「多分、この人はこう思っているんだろうな」とイメージ出来たこと。その人と同じ立場に立っているかのように、感情の変化を感じる、あの感覚。
何かしら共通点がないだろうか?

自分の感情を整理できていなければ、人の気持ちも理解できない

 

インナーパーソナリティという言葉がある。自分の中にいくつものキャラクターが存在していることを意味する。このキャラクターを自分自身がしっかりと認識できていると人の気持ちも手に取るようにわかってくる。
臆病な自分。見栄っ張りな自分。批評家に近い自分。繊細な自分。いろんな自分が混在して、一つの人格が成り立っている。
そして、人格を形成している、いくつかのキャラクターが人に対する共感に影響を与えるのではないかと思う。誰かの気持ちを想像するとき、自分だったら、どう思うだろう?と過去の経験を通して実感した自分の気持ちを想起すると思う。

それが、「共感」なのではないか。

だとすると、自分の感情に向き合えなかったり、気持ちを整理できていない人は、人の気持ちを理解できないのではないか?
ダメな自分に目を背けたり、冷静に、客観的に自分を見つめられないと、人に対する洞察能力も下がる。

大切な誰かの気持ちを理解するために、まずは自分自身にしっかりと向き合わなくてはいけない。

そんな物思いにふけた3月下旬の夜でした。


最後まで読んで下さり、ありがとうございました。